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食品工場の有害生物防除・No8

  • 執筆者の写真: fujioff
    fujioff
  • 2010年2月18日
  • 読了時間: 2分

先進国での食肉や家畜肉工場での有害生物駆除剤の使用に関する規制は、 各国の農林水産省等で食品安全に関する法律や規則等をよく、熟読し不明 の点は確認をしてから有害生物駆除剤の使用をする。 食肉等の生産や加工工場は他の工場よりも規制、通達が各省や県によっ ては、通達が各省や県によっては別々で、異なった規制や、解釈の違い があり、駆除剤の全てが使用可能では有りません。 有害生物駆除剤のラベル表示は現行の法律のみを反映したものでは有りません ので使用の時は注意し、すべての規制に従っているかを確かめ、そして、食肉 や家畜肉工場での有害生物駆除剤使用に対して、どの様な状況で使用するか、 最終的な評価を工場長・品質管理担当者と協議の上、認可された化学薬剤 リストに記載されている有害生物駆除剤を使用する。 一部の食肉工場では(輸出国の規制等)工場内での殺虫剤の使用を一切認 めない工場があるので、有害生物駆除剤の使用時は使用許可を確認し許可 を取る事も重要になります。 今日の出来事 朝一番である食品加工(製菓製造業)から電話にて、工場内の新鮮空気の取入 についての、問い合わせが有りました。 1・エアコン業者に問い合わせても答えが得られなく、納得いかない、何故新鮮空気が必要なの? 新鮮空気を取り入れないと、エアコンの吹き出し口と吸い込み口の空気が循環し冷房も暖房も 幾ら能力が大きいエアコンでも効果有りません。 新鮮空気を取り入れないと、従業員の労働環境的にも良くないですね、労働環境基準にも規則 がありますね。 食品衛生管理的には、粉を扱う工場ではエアコンの効果能力が極端に下がります 何故か?新鮮空気の流れが無いと、エアコンの熱交換機に粉塵が付着し、その粉塵に湿気が含 みカビの発生原となり、カビ胞子を捕食する、害虫(ダニやキノコバエ等の飛来飛翔害虫)の 発生に繋がり、食品製品の異物混入の原因の一つとなり、消費者まで流通すると大きな問題に、 なり商品回収という大きなリスクを伴いますので換気の問題一つでも大きなリスク回避のため十分な配慮が必要です。     (次回は区域と定義です。)  乞うご期待下さい。


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