ハエは腸管出血性大腸菌の感染源?。 - テクノロジストの一悟一慧
ハエから腸管出血性大腸菌感染症は発生しそう? 腸管出血性大腸菌感染症(無症状病原体保有者を含む)の平成19年の発生状況を見ますと7月22日現在で、47都道府県から1,538名の報告が出ています( また、海外でも発生が続いています。 世界保健機関(WHO)の専門家の会議でも広範な食品が感染の原因となっており、注意が必要と指摘しています。 これまでの多くは、腸管出血性大腸菌感染症は夏場に発生していますが、その他の季節にも発生していることから、常に腸管出血性大腸菌感染症の発生はあるものと警戒し、十分に注意することが必要ですね。 どんな時期に腸管出血性大腸菌食中毒は発生しやすいのでしょうか? 食中毒は一般に、気温が高い初夏から初秋にかけて多発します。この時期は、食中毒菌が増えるのに適した気温であり、これに人の体力の低下や食品などの不衛生な取扱いなどの条件が重なることにより発生しやすくなると考えられます。 平成18年の腸管出血性大腸菌の食中毒発生状況をみますと、4月に4件、12人、6月に4件、78人、7月に3件、18人、8月に9件、46人、9月に2件、20人、10月に2件、5人となっており、夏~秋にかけて多いのが分かります。 初夏~初秋は腸管出血性大腸菌多発期として、十分注意が必要ですね。 気温の低い時期でも発生が見られることから、夏以外の季節も注意が必要です。 腸管出血性大腸菌がハエについているのです? 平成8年11月に、佐賀県内の腸管出血性大腸菌O157の感染者が発生した施設において、採取されたイエバエからも腸管出血性大腸菌O157が検出されました。その後、他の県でも採取されたイエバエから腸管出血性大腸菌O157が検出された例がありますね、茨城県の保健施設ても感染症対策・腸管出血性大腸菌対策にハエ防除が法律により義務づけられました。 これまでのところ、ハエと腸管出血性大腸菌O157伝播との直接的な因果関係については不明ですが、ハエ等のいわゆる衛生害虫が、消化器系感染症の原因となりうることは昔から知られています。 食品関係施設はもちろん、一般家庭においても、ハエ等の害虫対策にも注意を払って下さい。 中国雲南省放浪記 シャングリラという地方都市が雲南省に有りますが、聞くところに依るとイギリスの作家、ジェームス・ヒルトンが1933年に発表したベストセラー小説「失われた地平線」の舞台とされた架空の場所が「シャングリラ」という名で書かれている架空の地名だったそうです。 物語中のシャングリラは、飛行機の故障でチベット奥地へやってきた若者たちがたどりついた場所であり、長寿に恵まれ、裕福で平和な、一種のユートピア、桃源郷として、小説では描かれています。 以後、理想社会の代名詞として語られ、私も含めて多くの旅行者、探検家がシャングリラを探し求めたと言われているみたいです。 日本国内でも桃源郷と言う場所はあちらこちらに有りますよね。私も数カ所の桃源郷という名に魅力に誘われて旅行に行きました。 雲南省中甸県は、地理的に気候、景観がこの小説で書かれたシャングリラとよく似ていることから、小説にあやかって「シャングリラ」香格里拉県と改名したと聞きました。 さすが中国的考えですね、利用できるのは何でも使うのですね。