top of page

食品の取り扱いと食中毒予防


ノロウイルスによる食中毒の除菌消毒方法と食品取扱と予防関するQ&A 食品の取り扱いと食中毒予防に関するQ&A Q1 洗うときの注意点はなんですか? A1 生肉を扱った後などは、調理器具だけでなく、    手にも細菌がついていますから、よく洗うこと    が大切です。まな板やふきん、スポンジには熱湯消毒が有効です    生野菜は洗っても細菌をゼロにはできないので、洗浄を過信せず、    細菌が残っていることを前提に取り扱い、調理したら早めに食べる。 Q2 加熱するときの注意点はなんですか? A2 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上、ノロウイルス85~90℃で    90秒間以上の加熱で死滅しますが、この温度は中心部の温度です。    中心部分と表面では温度が一致するわけではないので、注意が必要です。    また、カレーなど粘性のある食品は対流が起こりにくく、均一に加熱    熱むらがしにくいので十分にかき混ぜながら加熱するようにしましょう Q3 調理後の食品は冷蔵庫で保存していれば大丈夫ですか?  A3 調理後の食品を保存するときは、すみやかに冷まして冷蔵庫に    入れるなど、適正な温度管理が必要です。低温保存中は、ドリップ    接触による相互汚染に注意しましょう。低温保存は細菌の増殖    を抑える効果はありますが、常温に戻したときには細菌が増殖を    始めます。冷蔵庫を過信しないようにしましょう。 Q4 電子レンジで加熱していれば、大丈夫ですか? A4 電子レンジは、マイクロ波を照射して食品内部の水分を発熱させ、    その熱が周辺に伝導していくことから、不均一に熱が伝わります。    熱むらが電子レンジでは細菌を減らすことはできますが、加起こる   可能性があり、注意が必要ですね。 次回も食中毒予防についてです。ノロウイルスには注意2枚貝の生食は??ですね


最新記事

すべて表示

遊泳用温水プールの感染症予防

市民プール、民間のプール等のいわゆる遊泳用温水プールについては 衛生基準が設定されており、それに従い定期的に塩素濃度を測定して、 殺菌力が低下した場合には殺菌剤を追加するとともに、プールの水に 大腸菌が含まれていないかどうか調査しています。  家庭用プールについては、水道水を利用し、使用のたびに水を交換し ましょう。 患者や下痢をしている子供などは、プールに入らせないようにしましょ

食品の表示法・機能性食品表示法が改定されました。

食品の表示法・機能性食品表示法が改定されました。 「食品表示法」施行、主要11項目変更 JAS法、食品衛生法、健康増進法の3法に分かれていた表示ルールを 一元化した食品表示法と、同法で規定する食品表示基準が4/1より 施行されました。機能性表示食品の届出受付も同日より開始されて 先月20日に公布された約750ページからなる「食品表示基準」では、 加工食品や生鮮食品の横断的義

食中毒のリスクを大きくする要因

食中毒のリスクを大きくする要因 冷蔵庫、冷凍庫のドアを1分間開放すると、中の温度はなかなか元には戻りません。 開放時間を15秒間にとどめれば、短時間で元に戻ります。開閉は短時間にして、 中の温度上昇を防ぐことが大切です。 食べ物がつくられる農業生産から加工・処理、流通、調理、あるいは家庭での 調理といった一連の段階において、食中毒のリスクを大きくする要因となる 細菌やウイル

bottom of page