top of page

食品安全と殺虫剤・農薬中毒のQ&A パート4


<メタミドホス及びジクロルボスの健康影響> ・Q2.    治療法はありますか。 ・A2.    医療機関では、一般的に、症状に合わせて、基本    的措置としての胃洗浄や、吸着剤と塩類下剤の投与、    拮抗剤である硫酸アトロピン及び解毒剤である    PAM(パム)の静脈注射などが、医師の診断に応    じて行われます。  なお、厚生労働省では日本医師会に対し、情報提供を行う  とともに、有機リン中毒症状の診断、治療への協力を依頼  しています。 (参考:(財)日本中毒情報センター http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf) ・Q3・体内に蓄積し、後から健康影響が起こることはあり     ませんか。 ・A3.     メタミドホスもジクロルボスも、体内に入った     場合は比較的短時間に分解され、体の外に排泄され     ますが、症状を引き起こすコリンエステラーゼの低     下は、数週から数ヶ月続きます。 しかし、メタミドホスやジクロルボスなどの有機リン剤を 一度に大量に摂取した場合には、初期の中毒症状が治まっ た後に下肢の知覚異常、しびれ、運動麻痺などの神経障害 が続く場合があります。 ・Q4.     妊娠しているのですが、胎児への影響はありませんか。 ・A4.     万が一、妊娠中にジクロルボスまたはメタミドホス     を含む可能性のある食品を摂取し不安がある場合は     病院に行き、その旨を医師に申し出て診療を受けて     ください。 なお、ADI の設定においては、胎児への影響も考慮されて いますので、その範囲内の微量の摂取であれば、胎児への 影響はないとされています。 ・Q5.    授乳中ですが、赤ちゃんに影響はありませんか。 ・A5.    万が一、授乳中にジクロルボスまたはメタミドホスを    含む可能性のある食品を摂取し、不安がある場合には、    授乳をやめ、病院に行き、医師の診療を受けてください。   ADI の設定においては、授乳時の子供への影響も考慮   されていますので、その範囲内の微量の摂取であれば、   授乳をしても乳児への影響はないとされています。


最新記事

すべて表示

食品工場の有害生物防除・No11

食品工場内の(ネズミ駆除対策)殺鼠剤の施工です 1・  食品製造工場の如何なる立地環境で有ろうと、どういう施設でどの程度の 程度であれ、食品工場の品質管理者または監督者や依頼契約している防 虫獣業者はネズミ類の棲息を重大な問題として捉えなければならないです、 食品製造工場の検査管理マニアルには「製造あるいは製造に関わる区域・ 製造室・原料保管区域・冷蔵庫や食品、食材が持ち運込

食品工場の有害生物防除・No10

残留殺虫剤の使用・非食品区域、非製造区域と屋外区域の施工方法 1・上記の区域であれば、有害生物駆除剤のラベル表示に従い、一般的な薬剤処理、   局所的な処理を含め、クラック&クレバス処理などいずれの方法て゜も残留殺虫剤   を使用してもさしつかい有りません。 2・非残留駆除剤        非残留駆除剤の使用するのは、食品工場で一般的に許可されている施工方法は   いくつか有

食品工場の有害生物防除・No9

残留殺虫剤の施工について 1・ 残留殺虫剤の施工 有害生物駆除防除剤の使用施工は、常に衛生管理と有害害虫獣の侵入を 防ぐ努力を行った後に、どうしても侵入が防げなかった場合のみに実施すべ きです。特殊な有害害虫獣の問題を抱えている場合は、工場の責任者、品質 管理者と協議の上、特別な条件下で、食品区域や非食品区域のどちらにも、 残留駆除用薬剤を使用します。   a・食品区域

bottom of page